1995年2月に日本心臓リハビリテーション学会が正式に発足し、9月に齋藤宗靖教授を会長として第1回総会が開催された。この学会は医師のみならず看護婦・PT・OT・運動訓練士など、リハビリテーションに関係するすべての職種の方々の参加に特徴がある。折しも、1996年4月の医療保険制度の改定で、心臓リハビリテーションの適応の拡大と期間の延長が認められ、日本においても本格的に心臓リハビリテーションが実施される体制が整ってきたといえよう。
この時にあたり、30年間の経験と実績をもつ欧米の心臓リハビリテーションに関する334編の文献を集大成し、各項目ごとに要約と結論をまとめたガイドラインが刊行された。この本は1995年10月に大阪で開催された日本老年医学会にシンポジストとして参加されたWenger教授から発刊直後に送って頂き、齋藤教授らのご尽力により、日本語版が発行されることになったものである。関係者が大いに活用されることを念願する次第である。
日本心臓リハビリテーション学会理事長 戸嶋裕徳